ご挨拶

 

県立大学小浜キャンパスを育てる会

会長 小浜市長 松崎 晃治

  

 この度は、第29回白樫祭が開催されますこと、心からお祝い申し上げます。

 

「県立大学小浜キャンパスを育てる会」は、小浜キャンパスの開学に先立ち結成され、以来、地域から親しまれる大学となるよう学生の皆様と地域住民の方々との交流会や、大学院生の皆様が講師となり小中学生に講義を行う「出張キャンパス」など、大学と地域との結びつきを深める各種事業を行ってまいりました。また、今年度には、学生生活応援事業として、地元の食料品を学生の皆様にお届けさせていただきました。

 

大学は、地域の課題に関する研究、まちづくりを支える人材育成、地域の賑わいの源泉である学生の存在、大学施設の開放など、多くの価値を有している地域の宝です。本会では、今後も小浜キャンパスと地域との交流促進を図り、共に発展できるよう、各種事業を展開してまいります。

 

さて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、昨年の白樫祭が中止となったほか、感染が広がった時期には対面授業の禁止、課外活動の停止など、学生の皆様の学生生活にも大きな影響があったことと思います。しかし全国的なワクチン接種の実施等により、未来には明るい兆しが見えつつあります。

 

今年の白樫祭は「若海(じゃっかい)」をテーマに、様々な企画がオンラインを組み込んで実施されます。今年も、学生の皆様と地域住民の方々との直接の交流こそ叶いませんでしたが、学生の皆様には、二年越しの白樫祭を、貴重な学びや交流の場として精一杯楽しみ、自身の将来や学生生活にとって有意義なものにしていただきたいと心より願っております。

 

今年の白樫祭をきっかけに、大学と地域住民の方々とのつながりが今後より一層深まりますことをご祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。